“かもめベーグル”のベーグルは、そのもっちりとした生地に特徴があります。手にするとしっとりとして重みがあるのは、生地がたっぷりと旨味を蓄えている証拠です。ひとたび口にすれば、小麦本来のほのかな甘みと酵母の豊かな風味がまろやかに広がります。その食べごたえもしっかりとしていて、お口の中でも、お腹の中でも、存在感満点のベーグルです。
そんな生地を作り上げているのは、天然酵母(あこ天然酵母製)と国産小麦の組み合わせ。天然酵母は、有機栽培素材の酵母で、酸味やクセがなく、すっきりと飽きのこない旨味を引き立てています。小麦は北海道産を中心に、国内の高品質の小麦にこだわっています。
もちろん生地以外の具材にも、その品質や味にこだわりをもって接しています。また、季節や旬の食材を取り入れた限定メニューも豊富です。毎日食べていただきたい製品だからこそ、その素材の品質と安全性、そしてそこから生まれる豊かな食感と味わいにこだわっているのです。
横浜石川町に、“かもめベーグル”の工房はございます。白い外観の工房の中では、毎日朝早くから職人達が集い、ベーグルとパン作りが始まります。素材を交ぜ合わせ、練ってこねて、発酵させて切り分ける。木棒で生地を延べたら、縦に横に丸めてベーグルの輪に。あとは工房自慢の真っ赤な焼釜に入れて、焼き上がりを待ちます。
焼釜の中でしっかりとふっくらと、(まさしく小麦色に)焼けたベーグルは、木箱に並べて売り場までまっしぐら。そしてあたたかいまま売り場に並んだベーグルは、お客様のもとへと旅立っていくのです。
職人達は、ベーグル達に心で「いってらっしゃい」と見送りつつも、その手は早くも次のベーグルやパンの製作に入っています。
指先に、ひとつひとつの製品に想いを込めて、“かもめベーグル”では、日々手作りの焼きたて、出来たてをお届けしています。
1. まずは基礎知識
“かもめベーグル”は2012年3月、横浜駅東口ポルタ内にオープン。2014年12月からは、ポルタより石川町の工房に販売部門も移転し、出来立てを提供しています。
>> 営業情報 SHOP & ACCESS

2. かもめはどこから飛んできた?
“かもめベーグル”の発祥は、海外?パン屋?カフェレストラン?。いえいえ、その発祥、実は横浜からほど近い、海と山と歴史の町鎌倉、“なみへい”という名のたい焼き店にあります。小さな店ながらも、昔ながらの焼き方や、あんや生地の素材にこだわるなかから派生したのが、パンとベーグルのサイドメニュー。実はこのサイドメニューが密かな評判を呼び、羽根を広げ、横浜の地に降り立つこととなったのでした。  >> 鎌倉 たい焼き・なみへい
3. シュールなカモメロゴ
“かもめベーグル”のロゴデザインは、イラストレーター/テキスタイルデザイナーのアニャンによるもの。ロゴ製作にあたりキーワードとなった「横浜=港町」「かもめ」「ベーグル」のモチーフを、直球勝負の店主に感化されてか、無謀にもデフォルメせずにそのまま盛り込んだところ、「水兵帽をかぶり、首にベーグルをはめたカモメが波止場に佇んでいる」というリアルでシュールなロゴに仕上がりました。カワイイ&キャラクター全盛の世にあって、孤高の存在感を放っているカモメロゴです。
>> アニャン (anyan web-site)